2020年12月
コロナ禍における「新しい働き方」を支えたものとは
自社パッケージ商品開発
新型コロナウイルス感染症の拡大により発出された緊急事態宣言。テレワークの普及やWeb会議システムの活用が一気に進み、あらゆる組織で働き方が変わっていくなかで、Sky株式会社は、この状況にどのように対応したのか。さまざまなツールを駆使する「新しい働き方」の確立は、「ALL Sky」がベースにあるからこそ実現したといえます。その各部署の取り組みから、仲間との絆の強さが見えました。
もともと1名につき2台のPCを支給、テレワーク時は1台を持ち帰り利用
開発課ではもともと、1名につき2台のPCを会社から支給しており、だいたいのメンバーがノートPCとデスクトップPCを併用して業務にあたっていました。緊急事態宣言の発出後はノートPCだけを持ち帰り、自宅の通信環境からVPN接続で社内のデスクトップPCをリモート操作し、テレワークを行いました。そのため新たにPCを調達する必要はなく、テレワーク移行のハードルは低かったように思います。
開発業務については、テレワークでも社内勤務と変わりなく取り掛かれています。リモート操作でいつもと同じ開発環境が利用できますし、コミュニケーションについても社内SNS「Skyなう」や社内ブログなどの情報共有ツールや会社支給のiPhoneが以前からそろっていて、テレワーク時も活用しています。加えてWeb会議システムも利用するようになり、移動時間や場所の確保に縛られず手軽に会議ができるようになりました。ちょっと空いた時間でも会議や相談ができるので、時間が効率的に使えるようになったと思います。この利点を生かして、チーム内のコミュニケーションの活性化につなげています。
テレワークか社内勤務かは、メンバー自身が業務状況に合わせて設定
4月から5月初旬ごろまでは週5日すべてテレワークでしたが、現在はテレワーク2日・社内勤務3日で業務にあたっています(各日数は状況に応じて変動)。やはり社内勤務の機会があるこの働き方が、開発職には合っていると思います。集中して行うプログラミングなどテレワークに適している業務もありますが、社内でしか利用できない機材を使いたいときやメンバーと顔を合わせて打ち合わせしたいときがどうしてもあるからです。そうした業務を社内勤務時に対応できる、ハイブリッドな今の働き方はバランス良く感じています。ちなみに、テレワークを行うか社内で勤務するかはメンバーの裁量に任せていて、業務状況に合わせて各自がスケジュールを組んでいます。開発課は現在、約190名のメンバーが在籍しています。皆さん黙々と作業に取り掛かっているというよりは和気あいあいとしていて、テレワークになってもその雰囲気は変わりません。あと、どのメンバーもチーム力を重んじる人ばかりで、新たに入社してきた方に対しても周りがきちんとサポートしますし、孤立することはないと思います。困ったことがあってもみんなで話し合って解決へ導きますし、技術に関する情報の共有も活発に行っています。メンバーの皆さんが一緒に良いものを作りたいという気持ちを持っているので、手前みそですが開発職としては働きやすい職場じゃないかなと感じます。