生成AI実証事業を牽引、次なるビジネスの“資産”に

生成AI実証事業を牽引、次なるビジネスの“資産”に

Sky株式会社では、開発や営業をはじめとする多様な職種において、数多くのキャリア採用社員が第一線で活躍しています。今回は、優れた成果や挑戦をたたえる「MVP表彰制度」でMVPを受賞したキャリア採用社員にインタビュー。受賞の決め手となったプロジェクトの裏側や仕事のやりがい、Sky株式会社で働く魅力について聞きました。

  • MVP表彰制度
    全社員の投票で決まる「MVP表彰制度」を3か月ごとに実施し、得票数に応じて月間MVP(報奨金:500,000円)や
    技術賞、営業賞などの月間賞(報奨金:各100,000円)を表彰。年間MVP(報奨金:1,000,000円)表彰も実施しています。
    勤務場所を問わず誰もが投票できるよう、自社で開発した投票サイト「Sky "The One"」を使用しています。

上流工程の​豊富な​経験から、​プロジェクトマネージャーへ

入社後、モバイルやデジタル複合機(MFP)の組込みシステム開発からキャリアをスタートしました。当初はプログラムの実装を担当していましたが、徐々にお客様と二人三脚で企画・設計を行う上流工程やマネジメントへと役割を広げていきました。

こうした経験を重ねるなかで、会社の注力方針に合わせて業務系システム開発の領域、そして現在のシステムインテグレーション(SI)領域へと歩みを進めました。今回MVPを受賞した文部科学省の校務における生成AI活用の実証事業を担当することになったのも、これまでの上流工程での経験が生かせると判断していただいたのだと思います。また、国の事業に携わるために必要な資格を保有していたこともあって、プロジェクトマネージャーを任せていただきました。

この事業は、業務の効率化や質の向上など、教職員の働き方改革を進める上で、情報漏洩の心配がないセキュアな環境で生成AIを活用して、校務DXの効果を図る実証事業です。システムを開発するだけでなく、生成AIが校務の効率化にどういった効果があるのかを「検証」することが求められました。

システムの​活用率向上へ、​現場に​寄り添う​アプローチ

“子どもとの​時間を​確保する​”コンセプトの​浸透

生成AI活用の効果を検証するには、先生方に開発したシステムを活用していただくことが大前提です。そこで、まずは教育委員会を通じて学校の管理職が集まる校長会の場でお話しする機会をいただき、事業の目的をしっかりと説明することを大切にしました。

その場で強調したのは、単なる「校務の効率化」ではなく、効率化することで、「先生と子どもたちが向き合う時間を増やす」というコンセプトです。多くの先生方にとって、生成AIはまだ“未知の存在”。活用には現場の心理的ハードルがありました。しかし、それを乗り越えれば、子どもたちのためになることを丁寧にお伝えし、事業への理解を深めていただきました。

導入後は現場の先生方への研修を行い、要望を直接ヒアリングしながら段階的に機能をリリースしていきました。先生方が無理なくステップアップできるよう配慮し、利用率などのデータも確認しながら着実に活用を促進していきました。

関係者と​対話を​重ね、​着地点を​模索する

事業を進める上で苦労したのは、ステークホルダー間の調整です。文部科学省をはじめ、実証にご協力いただく自治体の教育委員会や教職員、事業を取りまとめるコンサルティング企業、有識者の方々など、関係者は多方面にわたり、立場ごとに異なる意見が寄せられます。そのため、丁寧にコミュニケーションを取り、それぞれの立場の方が納得感のある着地点を見つけることを意識しました。

また、現場の要望をかたちにするプロセスでも、寄り添う姿勢を大切にしました。すべての要望をそのままシステムとして実装するのは難しいのですが、「いかにコストを抑えてやりたいことをかなえるか」「運用面でカバーして同様の仕組みを実現できないか」「ご相談いただく課題や要望の背景に何があり、解決策としてどのような機能を実装するか」と、試行錯誤を重ねました。

こうした調整が続くなかでも、私の根底にあったのは「これからの将来を担う子どもたちのために」という思いです。自分たちの仕事が社会貢献につながっているという実感は大きなやりがいでした。開発チームのメンバーとも能動的にアイデアを出し合い、良い雰囲気で開発を進められました。

赤字懸念からの​逆転。​工夫を​重ねて​利益を​生み出す

戦略と​熱意ある​挑戦を​後押しする​企業風土

本事業には強い思いがありましたが、当然ながら企業として利益を生み出す必要があります。実は、当初は赤字が想定され、社内で参画の是非が議論されていました。

しかし、私は生成AIの黎明期において「省庁の案件を手掛けた実績」は、必ず将来の武器になると考え、「この実績を足がかりに、次の案件で必ず結果を出す」と、本事業の提案に携わったチームで社内を説得しました。弊社には、確かな戦略と熱意があれば、最終的に「やってみたらいい」と背中を押してくれる風土があります。そのおかげで、本事業への参画を進めていくことができました。

本事業での​知見が​ビジネス横展開の​“資産”に

もちろん、事業の推進に当たっては収益性の確保に努めました。インフラ面を工夫してランニングコストを抑えつつ、若手メンバーの育成につながる最適な人員配置を行うなど、社内コストを抑制。こうした工夫を重ねたことで、最終的には利益を残すことができました。また、初年度の成果が評価されたこともあり、翌年度に実施された本事業の継続案件においてもプロポーザルで採択され、引き続き参画することができました。

この事業で構築したシステムや知見は、弊社の生成AI関連の案件のベースとなる大きな“資産”になっています。お客様への提案でも、「中央省庁における実証事業を2年連続で任されている」という実績が確かな信頼につながっていると思います。

現在では、自治体向けのプロポーザルにおいて、要件として生成AIの活用が示されていなくても、この資産をカスタマイズして柔軟に対応できる強みを生かし、積極的な追加提案が行われています。

組織の​拡大を​見据え、​次世代の​挑戦を​後押しする

プロフェッショナルとの​協業で​成長できる​環境

今回のMVP受賞という結果は、大きな励みになりました。頑張りを評価してもらえるこの環境に感謝しています。周囲から多くのお祝いの言葉をいただきましたが、私の受賞が「真面目に取り組めば評価される」という、チーム全体の士気向上の一助になっていればうれしく思います。

また、本事業を通して中央省庁の方と関わり、視座が高まるような学びを得ました。Sky株式会社のブランディングが進んでいることもあり、昨今は規模の大きな案件に携われるチャンスが増えています。大手SIer、コンサルティング企業など、豊富な知見を持つプロフェッショナルとの協業を通じて自身のスキルも引き上げられる、成長に直結する環境だと実感しています。

新たな​仲間と​新領域を​拓き、​次世代へ​レールを​示す

これからSky株式会社は、さらに規模を拡大していくと思います。そのためには、新たな事業を創り出していく必要があります。しかし、現在のメンバーだけでそれらをゼロから積み上げていくことは簡単ではありません。だからこそ、異なる領域で豊富な経験を積まれてきた方に仲間に加わっていただき、共に開拓していきたいと考えています。

そして私自身は、今後もお客様の課題を上流工程から解決する役割を担いつつ、後輩や新たに仲間に加わったメンバーが「やりたい」と声を上げられる環境をつくっていきたいと思います。その挑戦の背中を押すために、おぼろげながらもレールを示し、動きやすい道をつくっていくことが、今の私の目標です。

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