

転職したからこそ、新たな「好き」を見つけられた
心に残った「好働力」の言葉
前職では約5年間、レントゲンやCT撮影時の画像管理ソフトウェアや電子カルテといった医療系のシステムを開発していました。転職を考え始めたとき、登録したエージェントからいただいたリストの中に、Sky株式会社が載っていました。調べたとき、Webサイトにあった「好働力」というフレーズがものすごく心に残ったんです。学生時代にオーケストラに入っていて集団行動のイメージがつきやすく、「仕事・仲間・会社・自分を好きになり、チーム力を発揮して活躍できる人財」を意味するこの言葉に惹かれたのだと思います。入社後は、技術領域が同じ医療システム開発のチームにアサインしていただきました。Sky株式会社にはコミュニケーションが好きな方が多いことにも助けられ、ギャップなく職場になじめました。
Sky株式会社は「入社後にギャップを生まないこと」を重視しています。だからこそ、InstagramやYouTubeといったSNSに力を入れ、普段の職場の様子や働き方を発信しています。最近キャリア入社した同じ部署の方も「すごく参考になった」と言っていました。
データ分析を通じ、顧客のビジネスプロセスを改善するやりがい
いくつかのプロジェクトを経て、現在は小売業の企業を対象に、データ分析を担当しています。お客様先のデータサイエンティストやデータアナリスト向けに、データ分析基盤の効果的な活用を支援する業務です。お客様は店頭用、モバイルアプリ用といった多くのシステムを使用しているため、さまざまな場所から購入履歴、顧客情報などのデータが集まってきます。データサイエンティストの方々はこれらを活用するのですが、うまくデータ連携できていない場合、また、商品の追加や価格改定などによりシステムが改修されて全体の整合性が取れていない場合、売り上げが正しく表示されず誤った判断につながったり、処理に時間がかかったりしてしまいます。それを解決するために、データ基盤を整えたり、エラーが出た際に素早く復旧させたりするのがわれわれの仕事です。お客様の業務プロセス改善に貢献できるという面白さはもちろん、「データを使いやすくなりました」といった喜びの声をじかにいただけるので、うれしさもひとしおです。
スキルチェンジで、未来を担う技術領域の先駆者に
真剣に向き合ってくれた上司から、一歩踏み出す勇気をもらった
もともと携わっていた医療系からデータ分析の領域に変わったのは、2020年ごろのことです。上司から打診を受け、自社商品のクライアント運用管理ソフトウェア「SKYSEA Client View」のログ分析を担当したのが始まりでした。膨大でこれまで拾い切れていなかったデータを、ダッシュボードを作って見やすくするなどの業務を担いました。わからないことがあれば自分から積極的に調べたり、周囲と話し合って解決したりする性格だからか、スキルチェンジを怖いとは思いませんでした。それよりも、当時のマネージャー層の方が私のキャリアを幅広く、真剣に考えてくれたことに驚きました。当時、社内にデータ分析の知見がある方は少なかったのですが、「今後伸びていく領域で、会社として注力していくから好きにやってみたらいい」と背中を押してくれた。だからこそ、気持ちがすごく楽になって、一歩踏み出せたのだと思います。
生成AIの領域も「やってみる」
データ分析と同じく、今後の進化を見据えて上司に「やってみないか」と言われたのが、生成AIの領域です。現在、生成AIを用いた開発支援ツールの開発を担っています。ソフトウェア開発で作成した各種設計書を検索するツールのPoC(概念実証)にテックリードとして参画したり、社内の取り組みとして技術調査や他案件の支援を行ったりしています。もちろん、使う技術はデータ分析とはまったく違います。でも、与えられた領域で「何ができるか」を考えていくのが楽しい。やりたいと思ったら裁量権を持ってやらせてもらえる環境が、Sky株式会社にはあります。やればやるだけ会社の先駆者になれますし、それがチームの拡大にもつながっていると思います。
つまずきのないチームをつくることが恩返しになる
変化を捉え、現状をもう一歩前へと進める力
Sky株式会社では現在、BtoBの案件が多く、私が関わっているようなBtoCの領域はまだ少ない状況です。これから全社的に非製造業に力を入れていくタイミングなので、業界ごとの固有の知識を持っている方は重宝されると思います。特に、データ分析の領域では活躍できます。お客様にはデータサイエンティストやデータアナリストの方が多く、業務の上での対話は必須のため、知識があればあるほどいろいろな場面で活用できるはずです。また、データ分析や生成AIは新しい技術や情報がどんどん入ってくる領域のため、変化を敏感にキャッチアップできる人が向いていると感じます。みんなで議論しながら業務を進めることが多いなか、今まで自分が考えたこともなかったような角度でアイデアを出す若手もいるんです。思わず「やるじゃん」ってうなってしまうような。加えてSky株式会社には「改善変更の文化」が根づいており、意見を述べやすい雰囲気があります。「今ある文化に合う人」ではなく、「今ある文化をさらに前に進められる人」は特に活躍できると思います。
技術向上の秘訣は、チームの垣根を越えたコミュニケーション
データ分析や生成AIの領域は、どのチームも規模が小さいのが共通の特徴です。それは、小さなチームを長く回し、お客様先のDXを長期的に推進するのが目的だからです。例えば、現在参画しているデータ分析のプロジェクトはアカウント全体で約20名ですが、担当するプロジェクトのメンバーは2名のため、関わる人は多くありません。そこで、社内ツール内でチームの垣根を越えたトークルームを作り、データ分析や生成AIの知識や技術を幅広く共有しています。活発に情報を伝え合う人が多く、まさに「好働力」が表れていると感じます。これらを通じて習得したスキルも生かしながら、お客様の業務プロセスをより良くできるよう支援していきたいです。
マネージャーになった今は、技術的な知見だけではなく、ヒューマンスキルをもっと伸ばしていきたいと感じています。業務を任せたら対応できる技量を持った若手がたくさんいるので、トップダウンではなく、彼らのモチベーションを上げられるようなコミュニケーションを意識して取っていきたい。かつて私にデータ分析の領域を勧めてくれた上司のような、若手のキャリアをイメージしながら接していける人になるのが目標です。
また、私が目指しているのは「細かいつまずきのないチーム」です。仕事を続けていると、壁に直面することってたくさんあると思います。そんなときに、どのツールを使って誰に相談するかを判断し、解決に向けて迅速に動けるようなイメージです。今までチーム力でたくさん助けていただいたので、これからはそのスキルを後輩たちに受け継ぎ、育てることで、恩返しをしていきたいと思います。
キャリアパス
前職
メーカー系SIerに約5年間勤務。医療情報システムの開発、保守に従事。医療画像を管理するための設計やWeb技術、小規模なプロジェクト管理などを経験。
入社
2017年12月にSky株式会社に入社し、大規模電子カルテシステムの保守対応に従事。2020年からログ分析システムの開発や、ERPの情報を統合するデータ分析基盤の開発を担当。
現在
2024年4月に係長に昇格し、データエンジニアとして小売業界におけるデータ分析基盤の活用支援に取り組む。データ分析や生成AI領域の技術調査やプリセールスの支援にも取り組む。