「できない」を「できる」に変える。 テスト自動化による評価効率向上への挑戦

「できない」を「できる」に変える。 テスト自動化による評価効率向上への挑戦

テスト自動化を​極める。​試行錯誤した​経験から​道が​開けた

経験の​なかった​テスト自動化の​チーム立ち上げを​経験

前職は、ネットワーク機器のキッティングなどを幅広く請け負う企業に5年ほど勤務しました。複合機のネットワークモジュールの評価 / 検証業務に携わっていたときに、Sky株式会社の方と関わる機会があり、その際にSky株式会社のチーム一丸となって働く雰囲気に惹かれて転職を決意。2011年に入社した後は、前職の経験を生かして複合機の評価 / 検証業務などに携わりました。

その後、お客様が、組込み機器のシステムテスト工程を初めて自動化するプロジェクトに参画し、チームの立ち上げを担当。リリースしたばかりの自社商品であるテスト自動化ツール「SKYATT」などを活用しながら、プロジェクトを推進していきました。

しかし、お客様も私も経験がない分野であることに加え、当時はまだまだテスト自動化が浸透していない時期。最初は思うような結果が得られず、「自動化から手を引いた方がよいのでは」と葛藤することもありましたが、それでも試行錯誤しながら、少しずつ軌道に乗せていくことができました。

「この​分野を​武器に」。​思いを​尊重してくれる​環境が​ある

こうした経験から「テスト自動化のスキルを自分の武器にする」という道を考えるようになりました。そして、上司に相談したところ、その思いを受け止めてくれました。Sky株式会社には、自分の思いや考えを発言しやすいだけでなく、それを尊重しようとしてくれる環境があります。そのおかげで現在まで、テスト自動化の案件を担当し、一つの分野を極めていくことができています。

お客様の​課題を​解決する​ために​新たな​技術的な​試みを​提案

3つの​テスト自動化プロジェクトで​管理・推進を​担当

立ち上げに関わったプロジェクトを機に、お客様のほかの部署にも「SKYATT」を活用したテスト自動化の案件を広げていくこ とができました。現在は、3つのプロジェクトに携わっており、いずれもお客様から要望をヒアリングして、計画・方針を立て、 パートナー企業の方に共有しながら、案件を管理・推進する役割です。

テスト自動化の主な目的である「コスト削減」だけでなく、課題となっている「ノウハウの属人化の低減」と「評価効率の向上」に取り組んでいます。

「SKYATT」の​活用で​属人化を​低減

アップデート開発される製品では、いわゆる既存機能となる過去のテストにおいて、どのように実施されていたのか、どのようなデータを使っていたのかが残せていないといった課題がありました。今後こうした課題が発生しないよう、わかりやすい形式でテスト項目やテスト結果が残る「SKYATT」を活用することで、ノウハウを人ではなくシステムに残し、「属人化の低減」につなげています。

「データ駆動方​式の​テスト自動化」に​挑む

携わっているプロジェクトの一つでは、定められた短納期で約1万件のテストを行う必要があります。そのため、「評価効率の向上」も欠かせません。テスト項目1件ずつ自動テストを実装していくと納期内に完遂できない可能性があることから、効率的にテストを行うための初の試みとして「データ駆動方式のテスト自動化」をお客様に提案。弊社の開発部門と連携しながら自作でスクリプトを組んで、推進しているところです。

お客様の方針変更に伴い、柔軟な対応が求められる場面も多いのですが、パートナー企業の方と密にコミュニケーションをと ることを心掛けながら対応しています。

自分と​仲間の​発想を​掛け合わせて​課題を​解決に​導く

「『できない』を​『できる』に​変える」と​いう​思いで​向き合う

これまで、新たなことに挑戦するときには、必ず壁にぶつかってきました。現在取り組んでいるデータ駆動方式のテスト自動化においても、技術的な壁を一つ乗り越えたと思ったら、また次の壁にぶつかる、ということを繰り返しています。それでも、決して諦めず「『できない』を『できる』に変える」という思いで仕事に向き合っています。

壁を乗り越えるためには、特定の技術や経験に固執しない柔軟な発想が必要です。まずは自分なりに解決策を考えた上で、チームメンバーや上司、開発部門の担当者と意見を交わす。これによって、考えを深めたり新たな視点を得たりしながら、自分と仲間の発想を掛け合わせることで、壁を乗り越えています。このように仲間と協力しながら、一つひとつの課題を解決に導くことが、この仕事の面白さややりがいだと感じています。

活躍できるのは、​挑戦が​「楽しい」と​感じられる​人

Sky株式会社には、仲間と共に「『できない』を『できる』に変える」環境があります。柔軟な発想や姿勢で、周囲の人を巻き込みながら、新たなことにも果敢に挑戦したり、切り開いたりすることが「面白い」「楽しい」と感じられる方は、きっと活躍していけると思います。

「テスト自動化と​いえば、​Sky株式会社」を​目指したい

ソリューション提案できることが​Sky株式会社の​強み

私は「SKYATT」がリリースされた当初から、このツールを活用したテスト自動化に取り組んできました。自分自身の「SKYATT」を活用するスキルが高まっていることに加え、ツールそのものも、現場からの要望を受けて進化し続けています。

現在、評価 / 検証業務を請け負う企業やテスト自動化ツールを提供している企業はあっても、自社のツールを活用しながらお客様の課題を解決していくソリューションを提供している企業は少ないように感じます。ですから、「SKYATT」を活用したソリューションを提供できることは、Sky株式会社ならではの強みだと思います。

共に​道を​切り開いていく​仲間を

これから、これまで蓄積してきたテスト自動化の技術やノウハウを生かし、より多くのお客様の課題を解決していきたいと思っています。業界・業種を問わず、さらに評価効率を向上できるように、ノウハウや知識をさらに深めていきます。

そして最終的に目指したいのは、「テスト自動化といえば、Sky株式会社」といわれること。これを果たすためには、仲間が必要です。誰しも技術的な強みだけでなく、苦手なところも持ち合わせていると思います。Sky株式会社では、苦手な部分はみんなで補い合い、支え合うことができます。不安に思うことなく応募していただき、目標に向かって、共に道を切り開いていく存在が増えれば心強く思います。

キャリアパス

前職

独立系SIerに5年間務め、インフラ領域のシステムを中心にネットワークやサーバ構築を担当。デジタル複合機の開発プロジェクトでは、ネットワークモジュールを対象とした評価業務を経験。

入社

2011年11月にSky株式会社に入社。デジタル複合機の評価 / 検証業務や、住宅向けエネルギー管理システムの適格性評価の管理業務などに従事。

現在

2022年4月にチーフに昇格し、複数プロジェクトでテスト自動化の管理業務を担当。並行しながら、プリセールスエンジニアとしてお客様の課題をヒアリングし、ソリューション提案を行う。

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