SOCチーム始動。インハウスでのサービス安定稼働を目指して

SOCチーム始動。インハウスでのサービス安定稼働を目指して

経験を​生かしつつ、​新しい​ことに​チャレンジできる

前職では、外資系コンサルティングファームにて、企業・組織をサイバー攻撃から守るSOC(Security Operation Center)サービスの業務に7年間携わりました。具体的には、サイバー攻撃の監視や分析、インシデント発生時の対応支援、そしてお客様へのサービスの導入提案を担当しました。

そんななか、Sky株式会社がSOCサービスの立ち上げに伴う専任者を募集していることを知りました。SOCサービスの運用から導入提案までを対応してきた私にとって、この募集はそれまでの経験を最大限に生かせる転機だと感じたと共に、イチからサービスをつくり上げる新しいチャレンジに大きな期待を抱きました。ほかのSOCサービスへの転職を考えた時期もありましたが、SOCサービスの立ち上げに関わることができるのは非常に貴重な機会だと感じ、Sky株式会社への転職を決意しました。

これまでの​経験が​ダイレクトに​生きている​ことを​実感

サブマネージャーと​して​社内コンサルを​担当

入社当初、SOCサービスの立ち上げは進行中で、私はサブマネージャーのような立場で途中からプロジェクトに参画しました。プロジェクトはそれまで外部のコンサルタント企業の支援を受けて準備が進められており、SOCサービスの基礎となる部分はすでに整っていました。そこから細部を具体化していくため、私は実務経験者として知見やノウハウをチームに共有し、社内コンサルタントの役割を担いました。

そのなかで驚いたのは「こんなにもすぐにチームになじめるんだ」ということです。私が入社する前から、チームはたくさんの試行錯誤をしながら準備を進めていましたが、途中から参画した私の意見にも敬意を払って耳を傾けてくれました。皆さんが快く受け入れてくれたことが強く印象に残っています。

まずは​SOCサービスの​最終目標を​チーム全体で​共有

私が業務で最も意識しているのは、SOCサービスの立ち上げにおける最終目標をチーム全体で共通認識として持つことです。それを念頭に置き、どのような体制で、各メンバーにどのような役割があり、どのような監視・分析を行い、お客様にどのような支援を提供するかなどを共有しています。「実際の場面ではこんな問題が出てくる」「このように運用した方がよりスムーズに進む」といった経験者ならではの気づきを提供することで、これまでの経験がダイレクトに生きていることを実感できています。

セキュリティに​限らず、​各分野の​スキルを​発揮できる​土壌が​ある

「SKYSEA Client View」の​メーカーならではの​利点

SOCサービスを提供する立場として、「SKYSEA Client View」のメーカーであることは大きな強みだと思います。「SKYSEA Client View」で収集できるログは幅広く、これを活用することでより詳細な調査が可能になるためです。例えば、データ持ち出しなどの内部不正の調査において、大量のファイルコピーやWebアップロードなどをログとして収集でき、怪しい操作の早期検知に役立てることができます。

一般的に、SOCサービスはサイバー攻撃など外部からの脅威を監視・分析するものです。しかし、「SKYSEA Client View」と連携することで、外部と内部の両方の脅威に対応する強固なSOCサービスを実現でき、独自性の高いサービスを提供する上で大きな利点といえます。

さまざまな​分野の​プロフェッショナルから​知見共有

各分野のプロフェッショナルが集まっていることも、Sky株式会社の大きな強みだと感じます。弊社にはSOCサービスを含め、お客様に最適なシステムやサービスを構築・提供するSI部があります。企業におけるDXやAI活用、自治体におけるゼロトラスト環境の構築など、多くの要望に応えるための各分野に精通したエンジニアが多数在籍しており、これはIT企業として大きなアドバンテージになります。何かわからないことがあれば、部門やチームの隔たりなく皆さん快く相談に応えてくれたり、知見を出し惜しみなく共有してもらえます。反対に、自身の知見が周りから必要とされる場面もあり、共有することでやりがいや満足感を感じられることも魅力です。エンジニアとして、人として成長できる環境があると思います。

Sky株式会社では、SOCサービス立ち上げのような新しいプロジェクトをスタートする際、まず外部のコンサルタントの支援を受けて基礎を固めつつ、実務経験者が具体化してブラッシュアップを図ります。会社として、非製造業など未進出の分野や発足して間もないSI部において新たなチャレンジを行っており、その裾野は広いといえます。セキュリティのみならず専門的な知見を持っている人はそのスキルを発揮できる可能性が高いと思います。

本当に​すぐ“なじめる”、​互いを​尊重する​風土が​生み出す一体​感

全員が​同じ​ゴールを​目指しており、​意見交換も​活発

プロジェクトに途中から参画した私ですが、こんなに早くチームになじめるとは思っていませんでした。経験者として多くのメンバーから意見を求められたり、頼りにされたりすることが多く、それに応えるとSkyなう(社内SNS)で感謝の気持ちを表す「サンキューコイン」を贈ってくれます。皆さんが互いを尊重し、コミュニケーションを大切にしていることを感じます。また、メンバー全員が同じゴールを目指し取り組んでおり、意見交換も活発に行われています。このように、チームとしてまとまっていることが組織としての強みだと感じます。

目標は​インハウスに​よる​24時間365日の​安定稼働

Sky株式会社のSOCサービスの稼働は、2026年4月開始を目標としています。24時間365日の監視体制を実現するために、一部の業務を別会社に委託する可能性もあります。しかしそれだと、業務のなかで得られるナレッジも減ってしまいます。そうならないように、自社だけで24時間365日安定稼働できるような体制を目指したいです。そして、そこで蓄積したナレッジをほかのSI事業の提案に生かすなど、さらなるステップへつなげたいと考えています。

サイバー攻撃の手口は日々巧妙化していますが、SOCサービスを提供する立場として、常に情報をキャッチアップし続けることが求められます。サイバーインテリジェンスを収集できる人、それを生かして実践できる人材が今後も必要です。そのような方と共に、よりセキュアなサービスを実現・提供していきたいと考えています。自身のスキルを試したい人、新しいことにチャレンジしたい人にとって、Sky株式会社は理想的な環境だと思います。ぜひお待ちしています。

キャリアパス

前職

総合系コンサルティングファームで、SOCセキュリティアナリストとしてサイバー攻撃の監視・分析業務に従事。SOCサービスの提案から導入までのプロジェクトマネジメントも経験。

入社

2025年4月にSky株式会社に係長として入社。前職の技術や経験を生かし、SOCサービスの立ち上げ業務に従事。

現在

2026年4月開始を目指している自社のSOCサービス立ち上げに向け、サービスの具体化、SIEMやITSMといったツールの検証リード、社外でのサービス実証の協力依頼などに取り組む。

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