大変革期の自動車産業の中で、
新しい価値を創る仕事に携わる

2022年9月

カーエレクトロニクス
MaaS・CASEなど、新時代に求められる多様な技術を提供

Key Person

クライアント・システム開発事業部 技術部
カーエレクトロニクスグループ

副事業部長

1999年にキャリア採用で入社。業務系のシステム開発、自社商品の企画・開発に携わり、その後2007年より名古屋拠点へ異動。車載開発のプロジェクトマネージャーを経て、車載開発部門の責任者として組織づくり、戦略立案を担う。

MaaSやCASEの実現により、多様化する自動車の位置づけ

今、自動車産業は大変革期にあります。MaaSやCASEの実現が進むことで、自動車に求められる役割がさらに多様化していくことは間違いありません。例えば、MaaSにおける自動車の位置づけはバスやタクシーなどの公共交通機関だけではなく、「ラストワンマイル」と呼ばれる部分での活用も考えられています。駅やバス停から、目的地までの移動手段として、小型電動車や電動キックスケーターなどを活用するようなイメージです。もともと、ラストワンマイルというのは通信業界で使われていた言葉ですが、現在は物流業界でもよく耳にするようになりました。物流各社は集配センターなどの最終拠点から店舗や個人宅など目的地までの「最後の区間」のサービス向上や効率化に取り組まれています。近年増えているEVトラックは、ラストワンマイルをターゲットにしているものが多く、自動運転についても、こうした商用車での実用化が先行すると予想されています。

すでに巡回バスのようなものから、デリバリー用電動車など、さまざまな用途を想定した実証実験が行われています。一方で、完全自動運転でドリフト走行する映像を公開している自動車メーカーもあり、研究開発はかなり進んでいます。また2021年末に、警察庁が自動運転レベル4(特定条件下での運転を完全に自動化)をターゲットとした許可制度を創設し、2022年度中に一部地域で運用を開始、2025年度をめどに全国展開するという目標を示したことで、実用化に向けた動きがさらに加速していくと思われます。

時代の変化に伴い、自動車メーカーを中心とした垂直統合型の産業構造も変化しています。これまでの自動車産業は、プロプライエタリな(非公開の、独占的な)技術の蓄積によって発展してきました。しかし、ITや通信、電機などの他業種からの参入が進み、水平分業型へと構造が変化するなかで、技術の標準化がこれまで以上に進んでいくだろうと予想されています。これは激しい競争にさらされるという側面では大きなピンチだといえますが、逆に新たな仕事が生まれていくチャンスだともいえます。いずれにせよ、私たちはこの数年間がそのターニングポイントとなると捉えています。

産業構造の変化の影響もあり、開発手法やツールは劇的に変化

Sky株式会社のカーエレクトロニクスグループ(以下、カーエレグループ)は、当初カーナビゲーションシステムの開発からスタートしています。そのなかで実績を残していき、徐々に上流から下流までの工程に携われるようになりました。

もともと自動車開発は、ドメイン知識が物を言う世界です。弊社のカーエレグループも、自動車におけるソフトウェアの役割が大きくなっていくのに合わせて、パワートレインやボディーなど各ドメインのECU開発経験を積み重ねてきました。そして、より上流から開発に携われるようになり、現在では自動運転(ADAS / AD)や電気自動車(EV / HV)など先進的な開発にも上流から参画できるようになりました。

この十数年の間も、使用するプログラミング言語などの基本技術は変わっていません。しかし、自動車業界のグローバル開発パートナーシップAUTOSAR(オートザー)によってソフトウェアの標準化が進んだことや、モデルベース開発(MBD)の普及などに伴い、ソフトウェア開発の手法やツールは劇的に変化しています。

また、近年では「ソフトウェアファースト」や「ハードウェアとソフトウェアの分離」といったキーワードが注目されています。ソフトウェアの大規模化、複雑化が加速していくなかで、従来のように実車を走らせて検証することは、すでに不可能になっています。

MILSやSILS、HILSといったシミュレーション環境を用いて、設計や実装の段階からシミュレーションを重ねるMDBへのニーズは、ソフトウェア先行の開発が求められている自動車開発において、ますます高まっていくでしょう。カーエレグループには現在約70名のMBDエンジニアが在籍しており、今後も増やしていく予定です。

変化を楽しみ、新しい得意分野がつくれるような人に

業界全体が大変革期を迎え、求められる技術や知見が多様化している今、弊社が求める人材をひと言で表すなら「吸収力・適応力」がある方です。車載経験が生かせることは言うまでもありませんが、何よりも業界の変化のスピードに遅れることなく、むしろ変化をリードするくらいのバイタリティーで、新たな得意分野をつくれる方は大歓迎です。

また、現在のカーエレグループのエンジニアは、車載経験を持つ人と他業種からスキルチェンジした人の比率がおおよそ半々です。例えば、自動車が外部のネットワークとつながることにより、自動車のサイバーセキュリティ対策が話題になることが増えています。しかし、その中身をひもとくと、サーバー開発やWebアプリケーション開発などの分野では至極当然に行われている対策だったりします。このように他業種での知見を生かし、それを自動車に載せていくために必要なノウハウを吸収していくことができれば、車載経験がなくても十分にチャレンジできるフィールドがあります。

そうした意味で、知的好奇心が旺盛で、新しい技術をどんどん取り入れていきたいという方にはピッタリではないかと思います。例えば、ご自身の経歴を楽しそうに話される方は、私たちの開発チームで働いている姿も具体的に思い浮かびますし、とても好感が持てます。

その上で、弊社が大切にしている「謙虚・素直・感謝・元気」という4つのキーワードにマッチすること。また、自分の仕事をしっかりと「商売」につなげて捉えられる視点があるなど、弊社の社風に合う方がいれば、ぜひご紹介いただければ幸いです。また、カーエレグループは、弊社の中でも特に地方拠点の活用が進んでいるグループであり、各支社にエンジニアが在籍していますので、ぜひ各地域からのご推薦をお待ちしています。

エンジニアレポート 自動運転開発エンジニア
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