働く女性から見たSky株式会社

“女性の活躍”を目指した環境づくり

働く女性から見たSky株式会社

政府が掲げる成長戦略の柱の一つでもある「女性の活躍」。Sky株式会社では、あらゆる場面で女性が活躍できるように、さまざまな改善に取り組んでいます。このインタビューでは、第一線で働く女性社員に「働く女性から見たSky株式会社」についてお話を伺いました。

  • ICTソリューション事業部 システムサポート部部長 インストラクター
    2000年4月入社

わた​したちが​担う​役割は、
月日を​重ねる​ほど​広がっています。

インストラクターの​お仕事とは、​具体的には​どんな​お仕事なのでしょうか。

自社開発ソフトウェアのサポートを担当し、講習会での操作指導などを行うのが主な役割です。さらに全国各地のお客様に赴いて、学校向けの商品であれば学校の先生方、情報セキュリティ対策の商品であれば企業や官公庁などの情報システムのご担当者様に対して、運用のアドバイスも交えながら講習会をさせていただきます。

私が入社したころは、ICTソリューション事業部の主力商品の一つ「SKYMENU Pro」が、まさに全国展開していこうとするタイミングで、私は営業を経験させていただきました。

おかげさまで商品の売れ行きが良く、それに比例してインストラクション業務も急激に増えてきたのが、この時期です。特に、学校が夏休みに入ると先生向けの講習会が集中します。私も、営業活動の傍らで講習会をお手伝いするようになり、それから次第にインストラクション業務の方が増え、現在のように専任になっていきました。

最初に申しましたが、Sky株式会社のインストラクターは講習会で自社商品を導入してくださっているユーザー様に操作指導や運用のアドバイスをさせていただきます。それに加えて、営業担当者に同行して導入検討中のお客様に対して、商品をプレゼンテーションさせていただくといった営業活動を支援することも多くあります。

さらに、最近では商品の認知度を高めるために大小さまざまな展示会に出展したり、商品発表会を開催したりしているので、私たちもそれらのイベントを通じて販売促進の企画に携わらせていただくようになり、業務の幅が格段に広がってきたと思います。多くの来場者の前でプレゼンテーションする機会が増えているので、イベント全体の中のプレゼンテーションの位置づけや自分たちの役割を意識して、どういったシナリオ構成ならお客様に響くのかを常に考えています。

現在、インストラクターはとても大きなチームになっていて若手も増えています。ですから後輩たちも「インストラクターの役割はこれだ」と枠を決めつけてしまわず、常に新しいチャレンジをしていくなかで仕事の幅を広げていき、達成感が感じられるように自由な発想で取り組んでもらいたいと思っています。

ご自身の​仕事で​「これは​できた!」と​手応えを​感じるのは​どこでしょうか?

インストラクターという仕事をしていれば、人前で話すことには自然と慣れていきます。しかし、私たちはそれだけでは満足していません。イベントの中のちょっとしたプレゼンテーションであっても、何か良い印象が残せるインストラクターになっていきたいという思いがありました。

そこで、プロのアナウンサーのように「きれいに話せるインストラクター」になれたら、インパクトがあるんじゃないかと思い立ち、話し方や発声の練習を積み重ねました。最初は見よう見まねで始めて、現在はプロの講師の指導も受けています。その結果、社内外を問わず多くの方から高い評価をいただけるようになりました。このことが私たちの大きな自信につながり、他社にはないSky株式会社の強みの一つにもなっていると自負しています。

もう一つは「中身の充実」です。現在、主力商品となった「SKYSEA Client View」という情報セキュリティ対策ソフトウェアは、私が入社して7年目ごろに開発が始まった商品です。それまでは、学校向けに授業を支援する「SKYMENU Pro」だけを扱ってきたので、お客様も販売会社も文教関係ばかりでした。そこから突然、企業や官公庁の情報システム部門担当者というITの専門知識をお持ちの方々を相手にしなくてはいけなくなりました。販売会社のご担当者も幅広くITに精通されており、情報セキュリティに関する専門的・技術的なご質問をいただくことが増えて、自分たちの知識と対応力の乏しさを痛感したのを覚えています。

それまで「SKYMENU Pro」の講習会用テキストは、印刷実費程度の1冊100円でお譲りしていました。しかし「SKYSEA Client View」では、「制作費用も含め1万円で販売できるレベルのトレーニングテキストを作りなさい」「講習会も、情報システム部門の方とマンツーマンに近い形で開催できるようなプログラムを構築しなさい」といった難しいミッションが与えられました。もちろん、一朝一夕にハイレベルなものが作れるわけではないので、長い時間をかけて改善を繰り返し、内容を充実させてきました。

ノウハウを​積み上げていく​過程では、​多くの​方の​協力が​あったんでしょうか?

そうですね。お客様や販売会社の方々にも、たくさん助けていただきました。わからないことは率直に質問させていただいたり、ご意見やご要望をお伺いしたりしてお声を反映させていきました。社外の方々だけではなく、社内で開発部門の人たちの頑張っている姿に、私たちも感化されたというところも大きかったと思います。

「SKYSEA Client View」は、情報セキュリティ対策ソフトウェアとしては最後発の商品でした。発売当初には、すでに多くの老舗メーカーから多機能な商品が販売されていたなかで「これだけしか機能がないの?」と聞かれるほどでした。そんな時代から、ものすごいスピードで開発が進められて、機能追加されていくのを目の当たりにしていると、私たちも自然に「頑張ってサポートしていかなきゃ」と思えました。自分たちから進んで学ぶようになり、社内や販売会社のSEの方にもアドバイスを受けて、多くの知識を身につけていきました。

Sky株式会社は、「ALL Sky」という言葉に象徴されるように、部門を越えた連帯感があるのが大きな特長だと思います。開発の人がインストラクターをいろいろ助けてくれたり、私たちが現場で聞いてきた意見を企画部門がしっかり聞いて商品に反映しようと考えてくれたり。また、営業と一緒にお客様に提案することで受注・導入してもらえた喜びを共有することもできますし、ユーザーサポートをしているSEのメンバーと一緒に、お客様の活用を支援できる。こういう連帯感は、入社して何年たっても変わらず「すごい」と実感できる部分です。

何か困ったことがあっても、「一人じゃない」ということを常に感じられるのは、まさに「ALL Sky」の精神の表れなんだと思います。しっかり支えてくれる土台があるから、チャレンジできる機会が多い。そんな会社だと思っています。

Sky株式会社は現在、文教市場の学習活動ソフトウェアと情報セキュリティ市場のIT運用管理ソフトウェアという2つの分野で大きなシェアを獲得しています。しかしそれは、決してヒット商品ばかりを生み出してきたという順風満帆の道のりだったわけではありません。実際、私が入社してから現在までたくさんの商品が開発されてきました。「SKYMENU」や「SKYSEA Client View」のように成功した商品もあれば、残念ながらうまくいかなかった商品もたくさんあります。その一つひとつに商品企画があり、設計・開発・評価を経て、営業が販売し、お客様のサポートに取り組んできました。失敗も多かったですが、試行錯誤の経験があって「売れる商品」が作れるようになってきたのだと思います。私たちインストラクターも、その過程でのさまざまな経験を糧にして、お客様から「Sky株式会社のサポート」を高く評価していただけるようになったことが、何よりの喜びです。

若手の​キャリア採用に​注力される​狙いは​なんでしょうか?

やはり、1社であっても他社で仕事をされている経験というのが一番大きいと思います。新卒入社される方の中には、まず自分に合いそうな会社に就職してみて、そこでいろんなことを試してから、その経験を土台にして、改めて夢に向かってステップアップしたいと考えている人が結構いるんだと、最近特に感じるようになりました。

キャリア採用で転職活動をされている若い方は、前職での経験自体は少ないかもしれませんが、向上心というか成長意欲を持っている方が多く、次の会社では長く働きたいと考えていることが多いように思います。Sky株式会社には「Skyスタイル」という独自のワークスタイルがありますが、それを新鮮だと感じ、柔軟に吸収してくれるのも若い方なんだろうと感じています。そうしたことから、私自身は初めからIT業界でしたが、他業種でITの経験がない方でも十分に活躍していただける仕事だと思っており、キャリア採用でも経験業種を問わず若手の採用を意識しています。

Sky株式会社の採用キャッチフレーズは「好働力!」です。この言葉は、Sky株式会社が求める人材のイメージをすごくピッタリと表現していると思います。私たちは、会社をまだまだ大きく育てていきたいと思っていて、そのためにもより多くの人材が必要です。しかしそれは、ただ人数が増えればいいわけではありません。働くことを好きになれる人、つまり、仕事を好きになり、仲間を好きになり、会社も好きになってもらえる人に入社してほしい。Sky株式会社には、そんな「好き」という気持ちをベースにした力が一番必要なんだということを、ギュッと凝縮したキャッチフレーズだと思います。

最後に、​インストラクターを​志望する​方​への​メッセージを。

私たちが扱っている商材は、近年ニュースで取り上げられることが多くなった個人情報漏洩やサイバー攻撃などへの対策を支援する情報セキュリティ関連商品だったり、ICTを活用した教育活動を支援する学校向けの商品だったりします。情報セキュリティもICT活用教育もどちらも、必ず将来の社会の肝になる分野です。子どもたちの情報活用能力の育成や、より安全にICTを活用できる環境づくりをお手伝いするという意味で、私はどちらの商品もとても社会貢献性が高いと思っています。そして、そうした事業に携われることに誇りを持っています。

特に私たちシステムサポート部は、お客様と直接向き合いサポートする部門ですので、それをやりがいとして一緒に仕事ができるとうれしいです。

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